17年程前・・住み慣れた六甲山麓のマンションを引き払い、移り住んだ西神戸の住宅展示場のような家々が建ち並ぶ街、だけど、周辺には田圃や畑に里山などの自然が満ち溢れており、 永年昼夜を分かたぬ生活を送ってきた心身を癒すのには最適な環境であることは確かでした
 ある週末のこと、ウオーキングの途中で休耕田を区分けした貸農園を見つけ前後の見境もなく借り受けて始めた野菜作りはかれこれ拾有余年となりました。真夏の耕作や水掛など辛いことも ありますが無農薬の安心で安全な野菜たちは掛け値なしに甘みがあって美味しく、改めて土を通じて生命は維持されていることを実感しております。

 そして、畑に憩えばさまざまな移りゆく美しき自然に浸ることができます。春なれば、あたりを見渡すと空には揚げ雲雀の声、ひらひらと頼りなげな初蝶、周りの畑には菜の花や大根の花、たんぽぽや 星を散りばめたような犬ふぐり、土筆、すみれ、瑞々しい蓬の新芽などなどと春の季語となるものに溢れています。
 みなさんもちょっと息抜きをしに郊外に出て川の土手やあぜ道に腰を降ろして見ませんか?爽やかな春風に確実にこころが和みます。そしてその気持ちを五七五に托せばもう立派な俳人です。
   さあ出掛けよう春の野に
   ひとときの童心回帰土筆摘む
   初蝶にしばし目をやる野良仕事
   せせらぎを縺れつわたる紋白蝶
   水門につながる堤捨て菜花
   子午線てふ線なき河原青き踏む     利 久

 次にバトンを渡す方は神商同窓会副理事長、次は、井上 欣司さん(66回生)です。

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