* 本記事については神戸新聞のご好意により「学校人脈」(昭和52年12月3日〜28日連載)を 参考とさせて頂きました。お礼申しあげます。

主な卒業生・関係者(敬称略)

吉川 市三

神戸に初めての本格的洋菓子店開設

11回生


・ 卒後直ぐ東京の米津風月堂に入店・全国から集まった職人修業者の 中でも研究熱心でまじめな働きぶりが認められ、3年の修行の後のれん分け、明治30年元町に神戸風月堂を開店
・ 本格的な洋菓子店としては神戸の草分けで、シュークリーム・カステラ・ワッフルなどが珍しく、好調なスタートを切る。

コラム

・ 日本の洋菓子店ルーツは、最終的にはおおむね風月堂系と日本郵船系にまとまる。 風月堂系の職人達は西洋情報を頼りに日本人向けの洋菓子を開発、日本郵船系の船内ベーカー達は、寄港先で西洋菓子の最新技術を 学び、本場の洋菓子を忠実に日本に伝えた。
・ 風月堂系と日本郵船系の職人、さらに外国人創業者らも加わって、神戸を拠点に激しいライバル意識を燃やしたことが神戸の 洋菓子発展の基礎となった。
・ 明治に創業したメーカーとしては、ほかに紅花堂(本高砂屋)、藤井製パン所(ドンク・太平洋戦争当時のオーナー鶴巻和男は 61回生)などがある。

 

考証による設立当初の校舎

風月堂を築きあげた人びと
卒業生一覧